Life 99

内省が多い

仕事

フリーランスという形態で仕事をしているけど、あなたはなにをするひとですか?と問われたら、なんて言えばいいのかよくわからない。 簡単に言えば、何でも屋さんだ。 一番得意だと思っているのはライティングだけど、請け負う仕事の一番大きい部分を占めているのはデザイン系だ。 あとはWEBサイトの構築とか更新とか、Wordpressいじったり、できることはなんでもやるから内容は多岐に渡る。

で、一番比重を占めるのは結局デザイン仕事になる。 だけど私の専門じゃないし、得意分野っていう認識もない。 やれるからやっているだけ。 レベルは本職のデザイナーさんの足元にも及ばないし、イチからデザインの勉強をしてきたわけでもないから、正直たかがしれてる、と自分でも認識している。 だけど、できるからやっている。 それでまた、依頼が来るからやる。

選り好みをしないから問題でもあるんだろうけど、とにかく、本職じゃないのにデザイン仕事が多い。 仕事の比重でいえばデザイナーとでも名乗ればいいんだけど、なんだかおこがましくて名乗りづらい。 できるならもっとライティング仕事がしたいけど、どうしてもデザインのほうが専門性が高いから、駆け込み寺みたいな感じでやってくる。(デザイナーがいないのだなぁ)

世の中には需要と供給がある。 私の作るデザイン成果物のレベルがそこそこでも、それで満足するクライアントがいる。 また、私のスピード感がひとつ価値として評価されている部分もある。 (納期に間に合わなかったことはない)

プロとして仕事をする以上、クライアントの要望に応え、満足してもらえるものを提出しなきゃいけない。 だから、仕事を請けるにあたり、一番頭をつかうのは「どういうレベルのどういう内容のものをクライアントが求めているか」という部分を察することだ。 理解できたら、全力でそれに取り組んで成果物を仕上げる。 これは、デザイナーもライターも変わらない。 これができなければ、どんなに優れたデザインができたりセンスを持っている人でも、プロとして仕事はできない。 そういう人は、芸術家になればいいのだ。

私のポジションは、デザイナーではなくて「商業デザイナー」だと思っている。 世の中には、こんな私でも必要としてくれるクライアントがいるのはとてもありがたいことであるなぁと、頭をひねりながらバナーを作っている今夜であった。

ハマスタの桜