Life 99

内省が多い

お話を書くのが楽しい

前回の書くのが楽しいを、もう少し具体的に。

 

また、小さい頃の話になるんだけど。(これはたまたま。)
もうずっと、自分はお話なんて書けないっていう思い込みをしていた。

きっかけは、小学4年の頃だったかな。国語の授業で「お話を書いてみましょう」っていう課題があった、唐突ゥ〜。

「お話は【起承転結】でできています、起とは〜(略)」って説明がされた後に、テーマも与えられず、「さあ書いて!」っていう。

せめて、いくつかお題をくれてもよかったのに、自由。
場合によっては、自由って一番難しいのに、自由。
お陰で私は、大いに苦しむことになった。

少し話は逸れて、私は、小さい頃から本をよく読んでいた。
お陰で国語の成績もよかったと思うし、同級生と較べても読み書きは達者な方だったと思う。(えらぶりたいんじゃなくて、事実として。)

だけど、本や文章が読めることや読書量の多さと、お話を1から作ることは全く別次元の話だ、と、ここでいきなり直面させられた。
「起承転結」のルールや概念は理解できてても、お話なんて1ミリも出てこない。ひねり出すこともできない。(ちなみに、この頃はまだ腐女子じゃなかった。)

確か、その提出期限は1週間くらいだったかな。
苦し紛れになんかファンタジーっぽいものを書いて、唐突に夢オチでした(笑)みたいな結末を作って、ものすごい苦々しい気持ちで出したのをよく覚えてる。
(今でも概要は覚えてるけど、思い出すとげっそりするのでどんなんかは書きません。)

ソレの評価なんて覚えてないけど、他者の評価はどうあれ、自分の中では全くつまらない物しか作れなかったことが失敗や挫折とイコールになって、それ以来、自分はお話なんて書けないと思い込むようになった。

 

そして話は、大人の昨今に戻って。
2019年の春に今のジャンルにハマってから1年ちょっと、もう十分書いたって思ったタイミングくらいに振り返って、気づいた。

「あれ?私、お話書いてるじゃん!?」って。

以前のジャンルでもそうだったし、今のジャンルも、書き始めた時は「エロを書きたい」だけで、ただ「自分、エロ書いてます」って意識しかなかったのに。
よくよく見たら、どれもちゃんと起承転結があるストーリーで、物によってはテーマもあって。
どうも私は、知らないうちに、思い込みをぶっちぎりながらお話を書くことに夢中になってた、らしかった。

その後、自分が好きなタイプの二次創作を書きながら、「お話を書く楽しさ」の手応えを確かめてた、みたいな期間があって。
そんで翌年(去年)の春、初めて、ほぼ一次創作みたいな作品を1つ書いた時に、「私、ちゃんとお話書けるじゃん!」って確信した。

もう確信できたら、後は書くだけ。
去年は、思えば、恐ろしい勢いで好き放題書きまくっていた。
それが、すごく、すごく楽しかったから。

 

小4のあの作文の課題で書けなかったのは、単に、書きたいこと、読みたいことがなかっただけだったんだと、今ならわかる。
なぜなら今、私が書いてるのは、自分が書きたい/読みたいものを、好きなように形にしているもの、だから。
意識して「お話を書けるようになりたかった」わけじゃないけど、自分の中でネガティブにしか作用しなかった思い込みを、いつの間にかぶっ壊してくれるきっかけになってくれた今のジャンル、やっぱり好きだなぁと思う。(オタク)


自分が好きなキャラで、一次創作寄りなら自分好みのキャラで、自分が書きたい/読みたい設定やストーリーで、自分がハッピーになれるオチのお話を自由に書く
これが、すんごく楽しい。中毒だなと思うくらい、本当に楽しい。

長くなったので、どう楽しいんだよね〜ってもっと具体的な話は、また書く、つもり。